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高温に晒され続けることで身体に起きる最も危険な事態🧐

2025/07/08 08:00 公開

猛暑の中養鶏場はかなり悲惨な状態に
猛暑の中養鶏場はかなり悲惨な状態に

 近年日本の夏は気温が体温越えになる日が年々増え続けていて、ニュースや天気予報でも「危険な暑さ」という表現が当たり前の季節になっています。💦

 そんな時私たちは生理的に汗をかいたり、外部から冷風を浴びたり冷たいものを体内に取り込むなどして、体内に溜まっている余分な熱を相殺させて体調を保っているのが現状ですよね。🍦

 ところが最近では放射冷却という言葉を耳にしなくなってきたように、これまで地表に溜まった熱を奪ってくれていた放熱効果が働かなくなっていることもあって、同様に汗をかくことによって気化熱で表面体温を下げる効果も弱くなっているのも現実です。😰

 更に外気が体温を越えてくると、汗による冷却機能が著しく低下するとともに逆に体内に熱がこもり始めることで、いわゆる深部体温が徐々に上がってくるようになり、体内の細胞が熱ストレス応答を発動しそれを受けた免疫機能が熱ダメージを受けた細胞の修復や損傷した細胞の除去に全力であたるようになります。💪

 そしてその結果体内の免疫系の疲労が蓄積することで弱体化してしまい、外部からのウイルスや細菌感染に脆弱(ぜいじゃく)な状態へと(いざな)われていくという流れになります。👾

 こうした理由からもはや猛暑という状況が一般化しつつある中で、いまだに過去の夏の状況に囚われていたり高温そのものに鈍感な主にご高齢の人はもちろん、このところの物価上昇から光熱費をやむなく抑えたりすることで、常態的に高温に晒され続け常温を保てていない人は、免疫系の異常が発現しやすくなり後々感染症にかかりやすくなる危険性をはらんでいるのです。😱

 つい先日猛暑の現状を伝える番組で、とある養鶏場の様子が映し出されるのを目にした時、(にわとり)が口を大きく開けて上を向いたままになっている姿に思わず絶句してしまいました。👀

 鶏は汗を出す器官がなく羽ばたくか口からでしか熱を逃がせない動物なので、その姿はまさに体内の熱が充満しているからこその行為そのものだったからです。🐓

 その施設には大型の扇風機は一台あるだけで、とてもではないけれど広いケージ全体を冷やせる環境には思えなかったこともあって、これはもう養鶏場を営める資格がないのではとさえ感じられた瞬間でした。😡

 そんなわけで近年養鶏場での鳥インフルエンザが大流行している理由も分かりますよね。。。

 こうした状況を許したままにしておくと今度は免疫異常の人に感染して、新たなパンデミックを生み出すことももはや時間の問題かもしれません。🕐

 自分自身は我慢できても、身体を構成している細胞は確実にダメージを負っていることをどうか忘れないで。。。


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